歯周病という名前を聞いた事がありますか?以前はよく歯槽膿漏という名前で読んでいました。歯肉が炎症を起こして腫れ、歯と歯肉の間に歯周ポケットと呼ばれる隙間ができます。
その部分に歯石が沈着し細菌が停滞します。その細菌が出す毒素により歯槽骨と呼ばれる歯を支えている骨が解けて、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。
あまり強い痛みとかは出ませんので、気が付いたときは手遅れになるケースが多く、結果、不便な入れ歯の生活を強いられます。
(最近はインプラント治療が有りますが、これも骨が解けていると難しくなります。)
歯周病の治療法には色々な種類がありますが、まず何よりも大切なのはブラッシングです。当たり前の話ですが、歯と歯肉に、歯石・歯垢が着いていなければ基本的には歯周病になりません。(一部糖尿病等の全身疾患によるものも有る)
ですから、初期治療は、スケーリング(歯石の除去)とT・B・I(ブラッシング指導)になります。個人差は有りますが半年に1度程度の歯石除去とチェックを忘れなければ重篤な歯周病で悩む事は激減します。
残念ながら、歯周病の症状が進んでしまった場合は、初期治療に加えて、薬剤の投与、歯周病の手術等が有効です。
当院では検査後、まずはスケーリング(歯石除去)を行います。上手にブラッシングが出来ていない患者さんにはブラッシング指導を行います。その後、必要が有れば十分に相談した後に、外科手術等を検討します。
歯周病治療:すどう歯科医院(東京都新宿区高田馬場)